ダイソーの補修用ボンドでスニーカーの靴底修理しました

先日新しいスニーカーをおろしました。外出の機会が増えるタイミングで気分一新と思ったのですが、なんと三度履いただけで靴底が剥がれてしまいました。アディダスの製品であり、普通のスポーツショップで購入した物なのでビックリです。購入したのは数年前ですが、箱に入ったままでこれまで一度も履いたことがありません。何年か使うと経年劣化で靴底を固定している接着剤が剥がれることは理解できますが、一度も使用しないまま靴底が剥がれるとは元々製品に問題があったとしか考えられません。

写真でもわかるように、見事に剥がれた靴の生地裏にはパーツ番号も読み取れます。ひょっとすると接着剤が適正に塗布されていなかったのかもしれません。お店やメーカーにクレームをつけたいところですが、既にレシートもないし保証期間も過ぎており、どうすることもできません。
何とか修理する方法がないかとググっていると、ダイソーの靴底補修用ボンドがおすすめとの記事を幾つか見つけました。中には私と同じように靴底の剥がれたスニーカーを復活させた記事もありました。ダメ元でやってみるしかありません。早速ダイソーに向かいました。

靴底補修用ボンドは他の皆さんが指摘されているように文具売り場ではなく、靴修理コーナーに置いてあります。ボンドだけでなく色々な修理用品が陳列されているところを見ると、多くの人が靴修理に悩まれているのがわかります。

それにしてもダイソーは本当に何でも揃い、その安さには驚きます。中には100円の価値の無い物もあるのでしょうが、少なくとも今回使用するボンドは100円以上の価値は確実にあると思います。製造元はコニシですから、間違いなく接着剤の一流メーカーの商品です。

修理方法はいたって簡単で、剥がれた面をきれいにした後ボンドを全面に塗布して接着させます。注意事項としてはボンドを塗布した後、5分程度乾かす必要があることです。これは自転車のパンク修理で使うゴムノリと同様です。商品の裏面に使用の注意が書いてあります。塗布面に予め紙ヤスリをかけるように指示されていますが、これはパンク修理のようにゴム同士を接着させる場合のことで、今回のように靴底修理には関係ないでしょう。私の場合は全くと言って良いほど古い接着剤が残っていなかったので、事前処置は何もしませんでした。ただ靴の生地はボンドを思った以上に吸うので、ボンドの配分には気を付ける必要があります。

靴底修理で一番重要なポイントは貼り合わせてから完全に接着するまで、どのように力を加えて密着状態を維持するかという点です。完全に乾くまで動かないで履き続けることもできないし、またスニーカーの先などは曲がっているので密着させることが難しいです。私は靴の中に新聞紙を丸め込んで形を作った後、透明の荷造りテープで強く包み込んで密着状態を作りました。透明な荷造りテープの場合だと余分なボンドがはみ出て付着しても後で何とか見栄えを繕えます。

二日間乾燥させた後の仕上がりです。

少しボンドがはみ出したところもありますが、まずまずの出来栄えです。3時間以上のウオーキングでも靴底が剥がれることは無く、無事復活しました。ダイソー様様です。