2台目のDynabookをSSD化しました

6月にDynabookをSSD化しましたが、先日2台目のDynabookもSSD化しました。
2台目のパソコンのスペックは1台目とほとんど同じで、2015年にネット直販で買ったものです。すでに購入から6年が経過していますが、一応CPUはCore-i5なので通常の使用には十分耐え得るものです。当時は息子の大学入学に合わせて購入したものですが、新しいPCを購入したためにお蔵入りしていました。このPCのディスクをクリーンアップし、OSをWindows 8.1からWindows 10に入れ替え、今年の初めからバックアップ機兼カミサン用として使っていました。バックアップ機なので常時は使用しませんが、使う必要が生じたときは多少とも緊急性があります。一方で使用頻度が低いPCはOSのシステム更新が蓄積されていて、たまに起動するとログイン直後からWindows updateのためにディスク使用率が100%でほとんどフリーズしてしまいます。使用したい時にすぐに使用できない状態で、結局バックアップ機としても十分に満足できるものではありませんでした。

私は思うのですが、OSの更新頻度が多いこと、特に月例更新の第2火曜日には比較的大きな更新がされることを考えると、月に数回しかPCを使用しないユーザーにとってはWindows updateによる時間のロスは耐え難いもので、PC離れを引き起こしているのではないでしょうか。実際にカミサンがちょっとした調べものをしようとPCを起動したところ、Windows updateのためPCが正常に動くまで10分以上要したこともあって、苛々が募って結局調べものをあきらめたことが何度かありました。OSが複雑化しSecurityが強化されるにつれて、やはり求められるPCのスペックも高くなり、今では新品のPCを購入してもSSDではないHDモデルならば結局使い物にならないような気がします。

さて私のバックアップ機ですが、最近のニュースで世界的な半導体不足のため自動車生産に影響が及んでいることを知り、半導体の品薄 → 半導体の価格上昇 → SSDの価格上昇となっては困るので、その前にSSD化に踏み切りました。手順は前回と同様で以下の通り。

1. SSDの購入
2. ハードディスク上のデータのバックアップ作成
3. ハードディスクのクローン作成
4. ハードディスクをSSDに物理的に取替え
5. SSDからパソコンを立ち上げ動作確認

1. SSDの購入
1台目のSSDと同様のCrucial製のMX500の500GBをネットで探したところ、何と最安値はamazon、それも先日ビッグカメラで買った時より1000円近く安く見つかったので早速購入。

2. ハードディスク上のデータのバックアップ作成
Windows 8.1からWindows 10にアップデート後はバックアップ機として使っているだけなので、ほとんど重要なデータは無く、USBメモリーに数個のファイルをコピーしただけで終了。

3. ハードディスクのクローンの作成
まずはCrucial製のSSDに付属している無料のActions True Image for Crucialというソフトで試してみました。Crucialのサイトにビデオを説明があるので、それに従ってソフトのダウンロード、インストールは問題なくできました。このソフトはCrucialの製品を使っていることが認識できないと動きませんので、SSDをSATA/USBケーブルを介して繋ぎましたが、何度試みても「このエディションでは、Crucial SSDが少なくとも1台、システムにインストールされている必要があります」とのエラーメッセージが出てソフトがSSDを認識せず、結局Actions True Imageは使えませんでした。この状況は前回SSD化を試みた時と同様です。EaseUS Todo Backupを使って前回は成功しているので、あまりActions True Image for Crucialに固執することはせずに次のステップに移りました。

EaseUS Todo Backupの最新バージョンは無料で使用できませんが、前回ダウンロードしたVer. 12.0があるので、再度こちらを利用しました。手順通りにインストールした後、移行元であるソースハードディスクや移行先のターゲットSSDの指定等を行いクローン作成作業開始。すぐにクローンの初期化のメッセージが出て後は待つだけでした。前回はソースハードディスクに問題があったため、クローン作業が手こずりましたが、今回はハードディスクにエラーは無し、おまけに500GBの容量があってもほとんど使用していない状態だったため、全ての工程が2時間以内で終了しました。

4. SSDの装着
実質的には最後の作業となる物理的なハードディスクのSSDへの交換作業も2回目なので、手慣れたものです。まず2個のネジを緩めてバッテリーを取り外し、更に10個のネジを緩めた後、爪を壊さないように慎重にカバー外します。ハードディスクはやはり前回同様、全体がゴム製のカバーに覆われており、その一部がハードデスク本体をSATAコネクターに押し付ける構造になっていました。ハードデスクから取り外したゴム製のカバーをSSDに装着して、元あったようにSATAコネクターに接続し、カバーやバッテリーを元通りに取り付けると出来上がり。この工程は10分程度の作業です。

5. SSDからパソコンを立ち上げ動作確認
電源オンすると、前回と異なりBIOS画面が現れて時刻の設定が求められました。言われるままに時刻を入力すると、あとはそのままwindowsが起動し、問題なく作業終了。ログイン後タスクマネージャーでパフォーマンスを見てみるとディスク使用率は20%程度でめでたしめでたし。Office等のソフトもきびきびとした動きで大満足です。

まとめ
息子のお蔵入りのDynabookは、メモリーの増強(4GB → 16GB)、Windows 8.1 → Windows 10、500GB HDD → 500GB SSDという3つのUpgradeを完了して、完全に生まれ変わりました。

DIY

Posted by Sorato