マイナポイントをPayPayに登録 – 手順は簡単、でも気分は大損

昨年の今頃は、キャッシュレス決済で5%還元されるキャンペーンをやっていました。これは元々一昨年の10月に8%から10%に引き上げられた消費増税による消費の落ち込みを補うための需要喚起策だったのですが、コロナが広がり接触を極力避けたいという個人個人の思いとお得感が相まって、このキャッシュレスが若者に限らず全世代で急速に普及した感があります。

私はというとキャッシュレス決済賛成派で、クレジットカードはよく使います。しかし一方で少額の買い物は基本的に現金払いを続けていました。これはスマホの機能が複雑すぎて、また電子決済業者が多すぎてよくわからないということ、そしてセキュリティに今一つ信頼が置けなかったからです。先日LINEの国外の委託業者が個人情報に簡単にアクセスできたという問題が発覚しましたが、セキュリティへの懸念はあながち間違っていなかったと思います。とは言うものの、スマホには一応PayPayのソフトだけ入れていて、機会があれば使いたいと思っていました。

そんな私ですが、とうとうPayPayを使うことになりました。きっかけはマイナンバーカードです。このカードを作ると5000円を上限にポイントをもらえるということは、昨年舘ひろしがゆるキャラの“マイナちゃん“着ぐるみでTVコマーシャルしていたので知っていました。でも必要に迫られていないマイナンバーカードを作るつもりもなく、当然無視していました。

ところがコロナ禍での給付金の遅れやワクチン接種の遅れにマイナンバーの普及が関係していること、というかマイナンバー制度が確立されている台湾などでコロナ対応が速かったこと、デジタル庁が新設され世の中が急速にデジタル化していることなどを考えると、マイナンバーは無視できないと思うようになりました。マイナンバー導入時は国民総背番号化ということで反対議論がありましたが、既にマイナンバーは割り当てられており、新しく金融関係の口座を開くとマイナンバーの登録が義務化されていて、カードがあっても無くてもマイナンバーはすでに生活の一部になっているのが実情です。そうであるなら5000円をもらえる時にカードを作る方が得かも知れないと思っていた矢先に「個人番号カード交付申請書受付センター」から申請書が送られてきました。1月末のことです。本当にすごいタイミングでした。担当者は私の心を読んでいるのか、と思ってしまったほどです。
2月早々にマイナンバーカードの申請をパソコンで行い、待つこと1か月半で市役所からカード受取の通知が送られてきて先週無事にカード受領しました。

さてカードを受領して初めてマイナポイントをもらえる準備ができましたが、その手続きが簡単そうで結構面倒です。最初はポイントを受け取るキャッシュレス決済サービスを決めることから始まります。電子マネー、プリペイドカード、QRコード、クレジットカード、デビットカードなど沢山の電子決済の中から自分が比較的多額の買い物をするカードを選ばなければなりません。というのはこのマイナポイントは一律5000円もらえるのではなく、使った金額の25%を5000円限度でポイント還元するという制度なのです。私はスマホをかざして決済をしたかったこと、そしていつも買い物をするヨーカドーで使えることからPayPayを選択しました。

さて次のステップはマイナンバーとキャッシュレス決済サービスとの紐づけです。このステップはマイナポイントアプリで行います。スマホで簡単に手続きできると思っていたのですが、なんと私の使っているY-mobileのスマホ機種ではマイナポイントアプリがサポートされておらず、セブン銀行などのATMで手続きする必要があることがわかりました。決済がスマホでできるのに手続きがスマホでできないという変な現象は、きっとマイナポイントアプリがお役所のアプリなのでユーザーフレンドリーでないことに起因しているのかも知れません。最近のコロナ接触確認アプリのCOCOAの不備を思い起こしてしまいました。

ATMに出向く必要はあるものの、手続きそのものはPayPayのホームページで詳しく説明されており、スムーズに行えます。まずATMで「マイナンバーカードでの手続き」を選び「マイナポイントの申し込み」でPayPayを選択する。そしてスマホのPayPayアプリで確認した「決済サービスID」と「セキュリティコード」を入力した後、カードを挿入しカードの4桁パスワードおよび電話番号の下4桁を入力して終了です。なお、途中にマイナポイントを還元してもらうタイミングをPayPayにチャージした時点にする「前払時」か、PayPayで支払した時点にする「購入時」を選択する必要があります。私はチャージの25%分が即座に上乗せされる「前払時」を選択しました。

以上で手続きは完了です。近くのセブン銀行のATMで1~2分で全ての作業は済みます。さて、次は実際のポイント取得です。5000円の上乗せを確定させるために20000円のチャージです。PayPayを含め多くの電子決済サービスは銀行口座と関連付けることによって、いつでも簡単に入金可能ですが、セキュリティに100%の信頼が置けない私はとりあえずATMから入金しました。この作業はATMで「スマートフォンでの取引」を選択してQRコードを表示し、一方でスマホのPayPayアプリを起動して「チャージ」 → 「セブン銀行ATM」を選択してからQRコードを読み取った後、表示される企業番号と入金額を入力して現金を投入すれば終了です。

全て完了しました。最後にマイナポイントが付与されたことの確認です。PayPayアプリで残高を確認すると、あれあれ~、残高は20000円のまま。ポイントは付与されていない。どうしたことか……。家に帰って色々と調べた結果、アプリから「マイナポイント」を選び状況を確認できることがわかり、早速試してみると、なんと「マイナポイント利用登録中」で登録完了するまでに約1日必要とのこと。え~話が違うじゃんと思いながら更に調べてゆくと、PayPayのホームページに「PayPayアプリからの申し込みの場合は即日申し込みが完了するが、それ以外の方法で申し込む場合は、1日ほど完了までに時間がかかる」と明記してあるのを発見。ここにきて喜々として臨んだ20000円のチャージは無駄だったことが判明しました。これもお役所アプリのせいかも知れませんね。

翌日の朝(今朝)になるとPayPayからマイナポイントとの連携完了のお知らせが届いたので、先ほど改めてATMで20000円をチャージして無事に45000円の残高を確認しました。最初の20000円がなくなったわけではないので実害は無いのですが、40000円使って5000円増えただけ、還元率は25%から12.5%に半減です。実際には5000円儲かっているはずなのに、気持ち的には大損ですね。

お金のこと

Posted by Sorato