株主優待権利落ち日

先日初めて株を買ったことをお話ししました。どの株を買って良いかわからず結局買ったのは2月に株主優待が受けられるビックカメラ100株です。この株式の「権利付き最終日」が昨日だったので株価の動きを観察してみました。この日までに株を購入しなければ株主優待を受けることができないので株価が高騰するものと思っていましたが、それほど株価は動かず、午前中は取引開始直後に5円ほど値が上がった後は、だらだらと10円ほど値が下がりました。午後も同様で取引開始後に少し上昇したもののやっぱりその後は下降するのみ。これは一体どうしたことか?買う人よりもうる人の方が多い。何故に?と思いましたが、よく考えてみると株主優待目当ての人よりずっと多くのプロが売買をしています。彼らは私のような素人とは異なる発想を持っているはずで、仕込みはずっと以前に完了しているのです。そして相対的に株価が高くなった権利付き最終日は実は売り時として捉えていたのだと思います。

そして今日は「権利落ち日」です。すでに株主優待の権利が確定しているので株式を売り払う人が増える日です。株価は当然下落するはずで、それを観察しようと朝から株価を眺めてみました。すると当たり前のように株価は取引開始から下がり始め、あっという間に20円も下落しました。本当に敏感に反応するのですね。私が買った時からは30円を超える下落です。株主優待が2000円の商品券なので、それを加味してもマイナスです。このままでは売れない、何とかして商品券と売買手数料を考えてプラマイゼロにしたいと思い、そのまま株価の推移を見続けていると、一度底を打った株価が再び上昇し始めました。そして午後に入って昨日の終値を超えてしまい、最終的に昨日の4円高で引けました。これってつまり昨日の取引終了直前に買って今日の午後一で売れば、2000円の株主優待を手にした上、手数料を差っ引いても少しの収益が出たことになります。今日は日経平均が約500円高と、全体的に株高だったことも影響したのかも知れませんが、予想をあっさりと覆した「権利落ち日」でした。
今回の初めての株購入で、株主優待が目当ての株式の値動きは、一般人が考えることを見越しての逆の動きがあることを知りました。次回からは株主優待が目的といえども、もう少し前から仕込み、場合によっては「権利付き最終日」に高値圏で売り抜け、再度落ち着いた時に買い戻すことも考えないといけないようです。
私が買った時の株価はもう少し高かったので、商品券の2000円を考えなければ今日の時点ではプラスになっていません。午後の株価上昇を見て少し強気になり、もう少し持ち続けることにしました。

ちなみに今日の値下がり率ランキングの10位にイオンが入っていました。今日は権利落ちの売りが多くて約5%、170円以上の下落だったようです。お馴染みのスーパーであり株主優待もあったので、もし資金に余裕があれば買いたかった銘柄です。この株を最初に買っていたら今頃はきっと泣いているでしょうね。

お金のこと

Posted by Sorato