雪が降っても春めいてきました
一昨日から昨日の明け方に降った雪は我が家では5cmでした。しかし昨日は朝から快晴で気温もぐんぐん上がり、夕方には庭の雪もすっかり融けてなくなりました。1月は一度降った雪が数日たっても融けきれず、日陰に残った雪が寒さを感じさせますが、今回の雪は寒さよりもむしろ春の訪れを感じさせてくれました。
1月の降雪時と立春を過ぎた降雪時ではずいぶん違うように思います。真冬の大雪の時は底冷えの寒さを感じますが、一昨日はそこまでの寒さを感じませんでした。天気ニュースで報告される最低気温は真冬時とほとんど変わりなく、また実際に雪が降っているので氷点下近くまで気温が低下しているのは間違いないのでしょうが、最低気温付近の本当に寒い時間が短くなっているように思えます。つまり最低気温が同じでも一日を平準化した気温(気象庁が発表する平均気温とは違います)が高いような気がします。また湿度の違いも寒さの感じ方に関係しているのかも知れません。
そして雪の質も違います。気温・湿度の低い1月の雪と比べて昨日の雪は水分が多い所謂「べた雪」でした。比較すると融けやすい雪です。地温の上昇も大きな違いです。すでに冬至から50日経ち、日照時間もずいぶん長くなりました。それにつれて地温も徐々に上昇しているので、一時的にはそれなりに積もる雪も融けやすくなっています。でも何といっても一番大きな違いは降雪の翌日の太陽光です。2月は光の春と言われるように太陽の光がかなり強くなってきます。風のない日向ではTシャツで過ごせるぐらい暖かくなります。この暖かい日差しのおかげで我が家の5cmの大雪もあっという間になくなってしまいました。
今日の天気も快晴です。しかも風が無いので10℃という気温よりも暖かく感じます。一昨日の雪で庭全体が潤っていることもより暖かさを感じさせてくれます。庭の梅の蕾も大きく膨らんで、白い花びらがほころびかけています。今回の雪を一番喜んだのは庭の植木かも知れません。庭木にとっては冬晴れの乾燥した日々から解放される恵の湿り気だったように思えます。ひと雨(雪)毎に蕾が膨らんでくるのでしょうね。
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