6月はゴルフの季節
6月は梅雨時期なので、一般的にはゴルファーにとっては嫌な時季でしょう。でも私は結構好きです。というのは日暮れが長くなるからです。
私はゴルフで汗をかくことを「ビールのつまみ」的に捉えています。ゴルフに本格的にはまったのは、米国在住時代。その時はゴルフ場へは家から10分程度で行けたので、仕事が早く終わった時は午後から日没までプレーしてビール+夕食というのが日常でした。もちろん歩きでのプレーで若かったこともありクラブを担いでラウンドしていました。スコアよりも一回のナイスショットと運動した後の爽快感を求めていたわけです。その後の中東在住時代も仕事が早朝から始まり昼下がりに終わっていたので、涼しくなり始めた頃からの9ホールの薄暮プレーが中心でした。この時も当然手引きカートでの歩きラウンドです。
このような環境でゴルフに慣れ親しんだため、早起きして丸一日使う日本のゴルフには今一つ馴染み切れないところがあります。しかし、ここ数年薄暮9ホールプレーや午後からの18ホールスループレーをさせてくれるゴルフ場が増えてきました。そして午後からゴルフすることを考えると、日の入り時間が遅くなる6月は最も良い季節なのです。
午後スタートの場合、受付時に日没で18ホール回れないことを了承させられる場合がありますが、6月ではまず日没になることはありません。最初のハーフが3時間かかることがあっても、間違いなく後半は2時間程度で回ることができ、結果的に5時間かかることはありません。だから6月は午後1時半ごろまでにスタートで切れば余裕を持って18ホールプレーできます。最初のハーフに時間がかかるのは、通常プレー客が後半9ホールをプレーしているためで、その方達がいなくなる後半はスイスイと進みます。また河川敷のゴルフ場では、薄暮プレーでは日没まで回り放題というところもあります。手引きカートなので好き嫌いはあるでしょうが、「汗をかくことや適度な運動」を第一と考える人にはうれしい限りです。
午後スタートで良いのは、まず一日がゴルフだけで終わらないことです。近場のゴルフ場を利用する場合は、午前中は普通の生活ができます。次に運動後のビールが美味しいこと。家まで辛抱する必要はありますが、運動終了からビールまでの時間は短い方が良いに決まっています。そして気楽にゴルフができることです。早起きして気合を入れるゴルフとは一味違った心にゆとりを持ったゴルフができます。またゴルフ場によっては一人でプレーをさせてくれるところもあります。納得のゆくまで打ち直しができるので良い練習になります。特に100ヤード近辺からのアプローチが上達します。そして最後にプレー代が安いことです。ゴルフ場も今までは人を受け入れない”空き”時間を使っての商売なので、それほど強気の価格設定にはなっていません。食事も無いので多くの場合は5000円でお釣りがくる場合が多いです。難点としてはお風呂・シャワー・ロッカーが使えない場合がありますが、コロナのご時世、ただでさえお風呂を使う人が減っています。そして真夏ではない6月は、汗だくとまではならないので家まで1時間の辛抱はそれ程苦痛ではありません。
こんな願ったり叶ったりの午後スタートのゴルフですが、最近はコロナ禍の影響でゴルフ人口が増えたせいか、また薄暮プレーが広く知れ渡ってきたせいか、以前よりは盛況になってきたように思えます。平日でも満員になることもあるようです。
薄暮プレーに熱心なのはアコーディア系列のゴルフ場です。金儲け第一で、いつも客を詰め込み過ぎて評判の悪いアコーディアなので、私のようなゴルファーのことを考えて薄暮プレーの機会を増やしているわけではなく、単に収益を増やすために営業時間を長くただけなのでしょうが、気軽にゴルフをできる機会を増やしてくれるという点ではありがたい存在ですね。
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