3度目のコロナワクチン接種

昨日3度目の追加コロナワクチンを打ってきました。初回、2回目と同じファイザー製のワクチンです。市役所から接種券が届いたのが先週の月曜日。直ぐにネット予約して昨日の接種となりました。昨日の夕刻に少し体のだるさを感じましたが、一晩寝て今のところは注射部の筋肉の痛みのみで、大きな副作用は無いようです。
1、2回目と異なり今回はファイザー製ワクチンの供給量が少ないため、多くの人は3回目をモデルナ製ワクチンの接種となるいわゆる交互接種になるとニュースで聞いていたので、私もその覚悟をしていましたが、何の問題なくファイザー接種となりました。

ニュース番組では交互接種のメリット・デメリットがよく紹介されます。まずメリットは抗体量が多くなるという点です。色々な数値が報告されているようですが、先日のニュースでは3回目の追加接種により抗体がファイザーxファイザーxファイザーの場合は54倍、ファイザーxファイザーxモデルナの交互接種では68倍となり、交互接種が優れているとのことです。一方でデメリットは発熱等の副反応が強いことです。と言っても両者ともに70%前後の人に何らかの副反応があるようなので、「副反応の度合いは人に依る」のが実態でしょうが、統計上はファイザーx3に分があるようです。

ファイザーの供給量が不足している現状でワクチン接種を迅速に進めるためには人々の交互接種に対する拒否感を取り除くことが必要で、その目的のために交互接種を正しく理解させる報道がなされているわけですが、私個人的には両者ともmRNAタイプであり、既に何億人の人に打たれているワクチンなので大差はないと考えています。しかし目の前に両者を並べられればやはり、既に2度も経験済みのファイザーが安心できるという気持ちでした。
予約券を受け取った時は、すみやかに接種できればどちらでも良いと考えていましたが、実際に予約サイトで状況を確認すると、もちろんモデルナ製の大規模接種会場は3日後に予約できるのですが、個人医院で接種できるファイザー製ワクチンも10日待ちで予約できることがわかりました。一週間の違いならば”私の体に実績のある”ファイザーということにしました。

コロナワクチンの接種も1年以上も続くとお医者さんも手慣れたもので、問診票を事前記入して予約時間に行くと検温をして5分ほどで接種完了、その後の15分間の体調経過観察で終了です。そして3回目の接種証明と副作用に関する注意事項をもらって…と、ここまでは今までと同じなのですが、今回はもう一つ注意事項がありました。ワクチンの有効期限に関する注意です。読んでみると、今回接種したワクチンは2月28日で期限切れとなるが、有効期限が6ヵ月から9か月に延長されたので5月末までは使用上の問題が無いという説明でした。昨年の9月頃にワクチンの有効期限が延長される旨のニュースを聞いたような気もしますが、当時は3回目接種など気にもかけていなかったので忘れていました。
この注意事項を読んだ時に私の頭に浮かんだのは、安売りスーパーでした。安売りスーパーの特売品の多くは賞味期限が迫っている商品です。なかなか予約が取れないと聞いていたファイザー製ワクチンなのに、簡単に予約が取れた、これって賞味期限切れワクチンの在庫一掃セール??? って感じです。もちろん専門家が技術的見地に基づいて期限延長した訳なので、それが問題となることは無いのですが、期限切れを無理やり延長したように思えて少し複雑な気持ちでした。尤も有効期限が6ヵ月としても、私のワクチンの期限は2月28日なので4日の遅れだけ。そもそも有効期限が製造後○○日ではなく、6ヵ月といった時点で有効期限は正確ではなく、その中の4日遅れは誤差の内なのですが…