県民割と地域クーポン
昨日に引き続いて今日も冷たい雨が降って寒い一日です。最高気温は2月の並みとか。真冬に逆戻りです。例年にも増して今春の天気は安定しません。満開だった桜も盛りを過ぎて散り始めています。早く天気が回復してもう少し花見を楽しみたいものです。
さて、ここ数日のニュースを見ているとオミクロン株もBA2に急速に置き換わり、コロナ感染者数も下げ止まりの様相を見せています。“第7波”という言葉も耳にするようになりました。一方で“県民割”という言葉も大々的ではありませんが聞こえてきます。この県民割について少し調べてみてわかったことです。これってGoToキャンペーンそのものだったのですね。
私は千葉県在住なので千葉県民割について調べました。正確には「千葉とく旅キャンペーン」と呼ぶそうで、一人1泊6000円以上の宿泊では3000円、1万円以上だと5000円の割引を受けることができます。その上、平日の宿泊の場合は一人当たり2000円の地域限定クーポンが付きます。3月までは千葉県民に限定していたものを4月1日以降は東京都を除く関東ブロック、つまり茨城・群馬・埼玉・神奈川・山梨在住者にも適用範囲を広げました。
このキャンペーンは今回新たに始まったものではなく、今年の正月明けに県民と隣接県民を対象として開始されたものです。しかしながらオミクロン株の蔓延で開始2週間で早々に停止していました。それが3月21日にまん延防止等重点措置が解除されたことを受け、3月24日から再開したようです。対象地域が県や隣接県のみならず地域ブロック単位に拡大されたことで、1~2泊の小旅行での使い勝手が格段に改善されました。ただし使用にはワクチン接種済みという条件はあるようです。県民は2回接種、県外居住者は3回接種のコロナワクチン接種証明を持参する必要があるようです。
他の県も名称や地域クーポンの有無に違いがあるものの、同様な宿泊割引が受けられるキャンペーンを実施中です。例えば群馬県は「愛郷ぐんまプロジェクト」です。県民割がここ数日ニュースに取り上げられているのは、対象地域が県単位から地域ブロック単位に拡大され、実質的な“GoToキャンペーンの再開“に近づいたことが理由のようです。
予約は大手旅行社のみならず、じゃらんや楽天トラベルなどのネット予約もOKですが、まだ準備段階の所もあり、スタートは少しばらつきがあるようです。しかし、この県民割は4月28日までと実施期間が限られています。元々1月に始まった時は、GWの頃にはGoToが始まっているものと仮定し、それまでのつなぎ的な意味合いがあったのでしょう。でも第6波の感染者数が高い水準で下げ止まり、第7波云々と言っている現状では簡単にGoToキャンペーンが再開されるとは考えられません。となると今実施されている“地域ブロック拡大版県民割”がGWも延長されるかもしれませんね。
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