REGZAのタイムシフトマシン機能って必要なの??

昨年の年末にテレビを買い替えました。半導体不足のためにプリンターの買い替えで苦労したので、映らなくなる前に思い切って買いました。テレビは一度買ったら10年は使うので、できるだけ新しい技術が詰まっている有機ELパネルモデルを念頭に家電量販店に向かいましたが、店頭商品の主流はまだまだ液晶パネル。メーカーのカタログを見ても同様。店の店員も薦めるのはお買い得の液晶モデルばかり。「世の中のテレビは有機ELが主流」と私が勝手に思い込んでいただけのようです。逆に店頭商品を見て驚いたのはそのサイズです。50インチ以下のモデルはどちらかと言うとマイナーで、60インチを超えるモデルがずらりと並んでいます。店員の話だと売れ筋は55インチ以上とのこと。今まで使っていたのは47インチで、それでも我が家のリビングでは十分大きかったのに、今の主流はそれよりも大きいとはビックリです。

一通りのモデルを見た後、やはり液晶ではなく有機ELモデルを買うことにしました。理由は第一に薄いこと。これは間違いなく技術の結晶です。液晶と違ってバックから光を当てる必要が無いので薄く作れます。1cmも無い厚みには感動です。次に美しさです。液晶技術もかなり向上していて店頭展示のように最高の輝度にすれば有機ELに引けを取らないモデルもありますが、やはり有機ELの画像は綺麗です。有機ELのマイナス点は高価な事ですが、高い分だけ値引きも大きく設定されており、液晶モデルとは許容できる価格差です。そして購入サイズですが、有機ELパネルは部品供給メーカーが限られ、48、55、65インチしか市場に出回っていないため、我が家のリビングを考えると必然的に48インチに決まりました。

今まで使っていたものがREGZAだったこと、そして価格もお手頃だったので購入機種はREGZAの48インチ有機ELモデルにすぐに決まりましたが、その後最終機種選定までずいぶん思案しました。と言うのもこのREGZAには約1週間分の放送を丸ごと録画してくれるタイムシフトマシンという機能がついている機種があります。この機能を使うと個別に番組録画を予約することなく、いつでも過去1週間分の番組を見ることが可能となります。
店員はその便利さをアピールし、実際に私は何度か番組予約を忘れることがあった(多くの場合は新聞の番組欄を見ずに早朝ゴルフに出かけ、帰宅後疲れて早く寝てしまって面白い番組の存在を後で知ることが多いですが…)ので、この機能付きモデルを買うべきか悩みました。技術の詰まった最新のモデルを買うと決めていたので、その点から考えるとタイムシフト機能を備えた機種を選ぶことになります。しかし一方で本当にこの機能が必要なのか?
あれこれと悩んだ挙句、タイムシフト機能は選択しませんでした。1週間分の全ての番組を録画しオンデマンドで見ることができると、テレビ漬けの生活になってしまうのではないかという不安が一つの理由です。全てのドラマを際限なく見たくなるかも知れません。また生活のリズムが狂うかもしれないという不安もありました。決まった時間に○○番組を見ることでリズムを作っていることはよくあります。例えば朝の連ドラを見て一日の生活をスタートさせるとか、日曜日は「関ジャム」を見終わって寝るとか…。オンデマンドに慣れるとこのような習慣的な使い方が無くなるかも知れません。所詮テレビ番組は娯楽、全てを見なくても良いし見逃しも愛嬌と考え、タイムシフト機能は諦めました。

そしてタイムシフトマシン機能の付いていないREGZA有機ELを使い始めて1ヵ月経って今は大満足です。画面の美しさは最高です。音質も良い(DOLBY内蔵です)。そして録画ですが、結局タイムシフトマシンは必要なかったようです。それは多くの放送が見逃し配信でカバーされているからです。放送後1週間以内だとTverで無料配信、その期間を過ぎると有料ですがParaviやHuluなどで見ることができます。番組によってはYouTube配信もあります。これらのサービスは以前から知っていたけどテレビ本体で簡単に使える訳ではなかったのでほとんど使ったことはありませんでした。しかしよく考えてみるとオンデマンドでいつでも番組が見れる環境は既に出来ていたのですね。だから「今更タイムシフトマシン機能って何なの」っていうのが今の率直な感想です。この機能はあまり広がることも無く消え去るのでしょう。
REGZAは使いやすいし良い機種だと思います。でもNHK plusとNETFLIXを見ることができません。これらも見ることができれば最強なのに残念です。

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Posted by Sorato