近江八幡と近江商人屋敷 – 関西旅行(4)
関西旅行三日目の午後は、京都から近江八幡に向かいました。滋賀県はいつも通り過ぎるだけで、比叡山延暦寺以外は観光したことがありませんでした。以前から近江八幡や近江商人の屋敷、そして彦根城へは行きたいと思っていました。また戦国時代には、安土など琵琶湖の東側のエリアは色々な場面でよく登場する歴史の中心だった場所です。どのような地勢で多くの合戦があったのか見てみたいと思っていました。
まず近江八幡では、八幡掘が見どころです。この水路はとても趣があり、色々な時代劇のロケにも使われている場所です。
新町通りの屋敷街は近江商人の街の面影があります。
街歩きのマップです。見どころは狭い範囲にまとまっているので街歩きは簡単です。
八幡掘を渡ったところにある日牟禮八幡神社の鳥居のすぐ前にある白雲館は、明治時代の歴史建造物で、今は観光案内所になっています。映画「るろうに剣心」の前作が八幡掘でロケしたとの事で、白雲館の中にはこの映画のロケ写真が沢山飾ってありました。
日牟禮八幡神社の脇にある和菓子店でどら焼きを食べましたが、この和菓子屋「たねや」が近江八幡市郊外に建てたバームクーヘンショップがラコリーナ近江八幡です。草屋根の建物がいきなり現れるので本当にびっくりします。でもどうしてこんな建物を作ったのか謎です。バームクーヘンは客が大行列だったので残念ながら買えませんでした。
大雨だったので、市街は早々に切り上げて五個荘にある近江商人屋敷に向かいました。途中の景色は基本的に水田が広がる平らな土地で、所々に小高い丘が見えます。丘からの見晴らしは良さそうです。戦国時代は、この小高い丘に陣地を築いて合戦をしていたのでしょう。なんとなくイメージが湧きます。安土城もそのような丘の一つにあったのでしょう。安土城跡は石段の入口で写真を撮っただけで通過しました。
五個荘には近江商人屋敷が沢山あります。そのうちの何軒かには一般公開されていて庭園を鑑賞できるようですが、訪れた時間が遅かったこととコロナ禍で入場することはできませんでした。でも屋敷街を散策するだけでも十分雰囲気は味わえました。この商人屋敷は近江八幡の屋敷街のように大きな町の中にあるわけではなく、農村の集落のようなところです。元々は零細農家が多い地域で、農閑期に副業として行商に出たことがこの地域の商人の始まりとのことなので納得です。
この日の泊りは彦根です。駅の近くのビジネスホテルにしました。
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