皇居 – 乾通り通り抜け

スペイン戦の日本代表もお見事でした。あれだけボールを支配されても決める時は一発で仕留める、以前の日本はこの点が問題でしたが、今はドイツやスペインよりも決定率が高いでしょう。進化したものです。この調子だと次戦のクロアチアも含めて欧州のどのチームにも勝てそうか気がします。

さてスペイン戦があった日は3時半に早起きしてゲームを観た後、眠い目をこすりながら都内のガイドの仕事をしてきました。相変わらず忙しいですが、この時期のガイドはとてもやり易く、そしてガイドをしていて面白いので気分が良いです。この季節はまず天候が良いということ、暑くもないし寒くもない。そして晴れの日が多いこと。次に11月は神社の行事が多いことです。酉の市があったり、新嘗祭があったり、七五三があったり。都内を外国人観光客に対してガイドする場合、絶対と言って良いほど訪れるのは浅草寺と明治神宮です。11月に明治神宮に行くと必ず多くの七五三参拝客を目にします。子供たちの可愛い晴れ着姿を見ると、それだけで外国人ゲストの目の色が変わり、テンションが上がります。七五三参拝客から家族全員の記念撮影を頼まれることもあり、その代わりにゲストの記念撮影に、晴れ着姿の可愛い子供を一緒に撮影させてもらった時などは、それだけでガイドとしての仕事は大成功です。また日柄が良いと結婚式にも遭遇します。白無垢の花嫁さんを見た時も、ゲストはほぼ満足します。

皇居前広場の二重橋も観光名所ですが、今年は乾通りが一般開放されていて、身近に紅葉を楽しめる場所です。私はコロナ前に天皇即位にまつわる大嘗祭が終わった後の大嘗宮の一般公開に合わせて一度乾通りの通り抜けに出かけたことがあります。その時ほど混雑はしないとしても、3年ぶりの一般公開なので、とてもゲストを連れて行ける状態ではないと思っていましたが、思いの外空いており、待ち時間はゼロで全く混むことはありませんでした。赤く色づいた楓がちょうど見頃でゲストも大満足。こちらでもガイド大成功です。

乾通りの一般公開は坂下門から入場し乾門まで通り抜けして終了しますが、お薦めはその後北桔橋門から東御苑を抜けて大手町まで戻るコースです。東御苑の中には二の丸庭園と言う回遊式日本庭園があります。こちらの紅葉もゲストには大変喜んでもらえるスポットです。

通り抜けの帰りに東御苑に立ち寄る人は結構いましたが、天守跡から広場を通って百人番所の方に向かう人がほとんどで、二の丸庭園に足を運ぶ人はあまりいません。なのでこの庭園は隠れた紅葉の名所ですね。