365日のピアノ練習
緊急事態宣言も三回目ともなると、「日常事態」になりつつありますが、昨年の今頃は一回目の緊急事態宣言の最中で、誰もがどのように生活をするか迷っていた頃かと思います。私は何もすることが無いので、家にあるピアノを少し始めてみようと思ったのがちょうど一年前の5月でした。それから今まで三日で飽きること無くピアノの練習を続けています。外出しない日はほぼ毎日、夕刻の1~2時間をピアノの前で過ごしているので、時間数にして400~500時間の練習ということになります。良く続けられたものだと自分に感心していますが、ではその間にどれだけ進歩したのか?
一年前は全くの初心者でした。家のピアノはもっぱら子供用で、さすがに触れたことはありますが、「猫ふんじゃった」程度です。それがなんと1年でバイエルの最後まで来ました。現在、最後の2曲の105番と106番と戦っています。この2曲は半音階が出てきて、しかもそこそこ速いテンポなので一か月近く練習していますが、未だに納得のゆくレベルまで到達していません。なので「バイエル卒業」とは言えないのですが、一応「バイエル最終レベル」に達したことになります。この進み具合が早いのか遅いのかわかりませんが、60歳を超えてからの習い事と考えると及第点レベルではないかと思っています。
一年間のピアノ練習をやってみて「子供って本当にすごいな」と思います。私が使っているバイエル教本は、娘と息子が使っていた「子供のバイエル」という本なので、曲ごとに「〇月〇日 – △」とか「〇月〇日 – OK」といったような子供たちの練習記録が書かれています。それを見ると二人とも、小学校の低学年の時に2週間程度の練習で一曲をマスターしていたようです。私には、子供たちが毎日一生懸命にピアノを練習していたように思えませんし、息子に至っては、週一の練習日前に30分程度、嫌々ながらピアノに向かっていたような記憶しかありません。それでもそれなりにピアノを習得している訳ですから、子供の能力には驚かされます。
さて、バイエルの最後2曲はなかなか卒業できそうもないので、この2曲の練習と並行してもう少し楽しい曲の練習も進めようとブルグミュラー25の練習曲を買ってきました。バイエルの次の練習としての定番です。この本の最後までピアノが続くのかどうか???? これはコロナがいつまで続くのかということで決まるのかも知れませんが…。
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