登山と天気

タイトルをみて山の天気のことを想像するのは大間違い。今日はテレビ番組の話です。
私は山に登ることも、空を見て天気のことを考えるのも大好きです。趣味かと問われてyesと答えられるほどのめり込んでいませんが、普通に、たぶん人並み以上に好きで、例えばヒマラヤを数泊しながらトレッキングしたり、気象予報士の資格に挑んだりはしています。

こんな私にとって平日の朝の楽しみとして2つのTV番組があります。一つ目は朝ドラの「おかえりモネ」です。皆さんご承知のように、このドラマは気象予報が一つのテーマになっています。気象好きの人には見逃せないドラマです。
私はNHKの朝ドラを比較的よく見る方です。これは父が家で仕事をしていたので両親が毎朝見ており、子供の頃から慣れ親しんだこと、そして大人になって海外赴任が多く、現在のようにネットが発達していない環境下では、唯一の日本の情報源がNHKの国際放送で、必然的に朝ドラ(海外では必ずしも朝ではないですが)を見ていたことも大きな理由かと思いますが、いずれにせよ私にとって朝ドラは「見て当たり前のもの」として存在しています。

そしてもう一つは「グレートトラバース3 – 15分で日本三百名山」です。こちらはプロのアドベンチャーレーサーの田中陽希氏が交通手段を使わずに自力(足)で日本三百名山を踏破する「グレートトラバース3」を毎日一座に絞って15分番組に仕立て上げたものです。数か月に一度2時間ぐらいの番組として放送される「グレートトラバース3」は少し長すぎて途中で飽きてしまいますが、毎日一座15分という長さが飽きもせずちょうど良いです。ただ単に山を登るだけなので毎日の映像に大きな変化はないのですが、稀に紹介される高山植物や山頂からの素晴らしい景色、日の出を背にした富士山の映像などには心がときめきます。朝焼けのグラデーションは本当に美しいです。
この番組を見ると自分も三百とは言わないまでも百名山ぐらいは踏破したくなります。実際私の友人で定年を迎えるころから急に山に目覚め、百名山登頂を目指しすでに60座を超えた人もいます。登山は年配者の趣味の定番ですね、お金もあまりかからないし。先日番組中で一般の登山者との交流シーンがあり、その時の一般登山者は80歳を超えた女性で既に三百座を踏破したとの事でした。私は60歳を少し過ぎたばかなので、いくらコロナ禍で体が鈍っているとはいえ百座登頂は可能かなとも思います。要は一歩前に思い切れるか否かですね。

NHKの朝ドラは8時から15分間のイメージが強いですが、BSでは7時30分から放送しています。7時のニュースで凡その関心事を見終えた7時30分からBSで「おかえりモネ」、その続きで7時45分から「15分で日本三百名山」を見るのが私の日課で、朝から自分の興味を満足させてくれる充実した時間を過ごしていましたが、三百名山の放送は、198座目の富士山登頂をもって先週の金曜日で一旦休止になってしまいました。実際には富士山登頂は2019年の8月のことで、その後も2年かけて今年の8月に300座を完全踏破しているようなので、数か月後には、このシリーズの続きが始まることを期待しています。

生活

Posted by Sorato