どうしたNHK – キャンディーズに仮面ライダー
季節の変わり目は気候の変化だけではありません。TV番組も10月から年末に向けて新しいドラマが始まります。そのため9月末から10月上旬は新番組が始まるまでのつなぎ番組が多く個人的にはTVが面白くない時節ですが、昨日のNHKは一味違っていました。まず4時からは” 仮面ライダー”の第一話、それに引き続いて”わが愛しのキャンディーズ”が放送されました。 60代の方々、特に男性にとっては必見だったように思えます。私にとって、仮面ライダーは中学生、そしてキャンディーズは高校生の頃ですから、まさに青春の思い出そのものでした。
キャンディーズの特番は、2006年に放送されたものの復刻版のようでしたが、どの曲も2番までのフルコーラスが流れ、各曲ともたっぷりと楽しめました。不思議なもので、今回放送された全曲にわたって歌詞はもちろんのこと、イントロや間奏のメロディーまでほぼ完全に覚えていて口ずさむことができました。当時は高校・浪人時代で受験勉強の真っ最中だったので、レコードを買う余裕もなく、テレビの歌謡番組もそれほど多くは観ていませんでした。深夜ラジオから流れてくる曲を繰り返し聞いていただけで完全に記憶できたのは、まだ脳が若かったことと、多感な青春時代に歌詞に自分を重ね合わせたことに依るのでしょう。
最近の曲を聴いても、例えばあいみょんにしても髭男にしても、サビの部分は良く知っているものの曲全体を覚えているかといえば、ちょっと自信はありません。記憶力の低下もあるでしょうが、曲と自分を重ね合わせることができない年齢になったしまったということなのでしょう。
私が子供の頃には、テレビで放送されていたいわゆる”懐メロ”といえば演歌でした。だから喜んで聴いているのは大人(というより年配者)だけで、子供にとってはつまらない退屈な曲でした。でも今はどうでしょうか。例えばキャンディーズは50年近く前の曲です。時間的には十二分に“懐メロ”ですが、私のような60過ぎだけでなく、もっと若い世代も楽しんで聴けるような気がします。ピンクレディー然りです。ユーミンに至っては、”やさしさに包まれて“は半世紀近くたってもちびっ子のお気に入りソングですね。70年代のニューミュージック以降の曲は、昭和の懐メロではなく現役の曲のように思えます。
最終組の一つ前の組では上がり3ホールで渋野、西村、西郷が首位を追い、最終組では高校生アマの佐藤が一打差で逃げる。最終ホールで渋野が首位に追いつき、4人でプレーオフ。そして渋野が2年ぶりの優勝という大変面白かった女子プロゴルフ。にもかかわらずTV中継が無かった日曜日の夕暮れ時を、NHKは存分に楽しませてくれました。
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