株式投資一年目の成果
先週の金曜日に確定申告を済ませてきました。済ませたといっても私は国税庁のHPにある作成ソフトを用いて申告書を作っていたので、提出して受付印をもらうだけでしたが… わが町は税務署の他に市役所でも受け付けており、市役所の会場では期間限定で税理士会が無料相談もやっています。でも相談コーナーに特段の混雑は見られませんでした。コロナ禍で密を避けるために整理券予約が必要だったのでしょう。生活を大きく狂わしたコロナ禍ですが、一つだけ良くなったことがあります。それは色々な場面において、スマホによる予約システムが確立されてきたことです。2年前に初めて確定申告に出向いたときは、相談するために寒空の中2時間以上待ちました。密を避けることが目的で始まった予約制度ですが、一般に普及してきたことは喜ばしいことです。
さて、このブログを開始した直後に始めた株取引ですが、先週1年が経過しました。この1年間を少し振り返ります。当初20万円の元金で始めましたが、5回ほど売り買いした後に買った某社の株が大幅に値を下げて塩漬けせざるを得なくなり、結局追加で20万円出資しその後は40万円を元手に取引しました。ほとんどの取引は東証1部の大型株で20万円以下で買える程度のもの、つまり1000円以下の銘柄で200株の購入です。そして1日~1週間程度保有して2000円程の利益が出た売却するという小さな取引を繰り返しました。毎日株価とにらめっこした訳ではなく、暇な時や気が向いた時のみの取引で、特に東京オリンピック期間は来日選手団関係の仕事もあり、2か月ぐらい全く取引をしなかった時期もありました。株で大きく儲けようと言うより、「取り敢えず株取引をやってみて勉強してみる」というスタンスでした。取引回数は47回、そのうち配当があったものは3回で計7400円、また株主優待は2回で計4000円の買い物券でした。
そして現在の保有資産は約46万円です。6万円の増加なので投資率は約15%となります。この15%をどう見るか?
昨年の2月に株を始めた頃の日経平均は約3万円で現在約27000円、つまり約10%値を下げています。日経平均に連動して投資していれば、約10%の損失となっていた訳で、この点から考えると15%のリターンは大成功と言えるかもしれません。
しかし一方で、購入直後に大場に値を下げて約1ヵ月塩漬けした後、1万円以上の損失を出して売却したA社株は現在購入時と比べて300円以上値を上げており、何度か売買を繰り返したB社株も350円上がっています。繰り返し売買せず、ただA社株とB社株を100株ずつ持ち続けていたらそれだけで6万円以上の資産増となり、たぶん配当も加わることになるので、もっと投資率が上がっていたことになります。この点からは必ずしも成功とは言えません。尤も値が下がっても持ち続けるためには、それ相応の投資規模も必要と思いますが。
株投資において、“タラレバ”を言ったら限がありません。現状を受け入れるだけです。47回の取引を通して株投資の方法が理解でき、また何となく株価の動き方が勉強できた。そしてその上約15%の資産を増やすことができたと考えると、1年目としては上出来だったのではないでしょうか。
最近のコメント